2013年12月07日

真夜中のブラブラ蜂 舞城王太郎 キミトピア/新潮社

真夜中のブラブラ蜂
舞城王太郎
キミトピア YOUTOPIA/新潮社

20歳のときに生んだ子供が大学に進学して手を離れたので夫から好きなことをやって良いよ、と言われてやりたいことを探し始めた主人公の網子38歳。大学に入り直して理数系を勉強したいとか、「まだしたことがないことをしたい」と漠然とした結論に達します。

いろいろ考えて、ついに見つけた「やりたいこと」とは!?

とにかくとことん自転車でブラブラ

目的の無い散歩とか、ウインドウショッピングとか、ブラブラするのは楽しくて気分転換にもなりますよね。走ってみるのも気分がいいし。自転車で風を切ながらスィーっと行くのも楽しい。

『放浪癖』という言葉もあるぐらいなので「ブラブラ」は古くから認知されていて、世界を広く知りたい!とか、たくさんの人とふれあいたい!とか、1つの場所に留まるのが苦手とか、様々な理由から「ブラブラ好きな人」も少なくないのではと思われます。

なんだけど・・・

主人公の網子が自転車にのめり込んでいく様子が怖い。
家族(夫との生活)か?ブラブラか?命がけの選択。ついに、主人公の網子は「ブラブラ」以外に選択肢が無い極限状態にまで追いつめられることに。

でも、

子供を産んで、育て上げて、夫婦としての機能が終わってしまったと。家族が、子供を育てるための「装置」だなんて考え方は、嫌だ。

と、油断して読み進めていくと

物凄い展開を迎えます。大活劇!!!
こーゆートンデモナイところが舞城王太郎。
ぐいぐいと引き付けられて物語から目が離せない!

お前、自分以外の人間について、あんまり関心ないだろ

「ブラブラ」が生きていくための一部となってしまった主人公の網子と、大した理由も無く仕事や家族から離れてしまった『あまりぼっち』の主人公の網田和泉を読み比べてみてもお楽しみいただけると思います。


目次 キミトピア YOUTOPIA


舞城王太郎リスト


ミユウ


posted by ミユウ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞城王太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。